マーライオンの現在と過去|世界三大がっかりスポット〜シンガポール編

ライトアップされたマーライオン

世界には、訪れてがっかりするスポットが存在する。

世界三大がっかりスポットと呼ばれるのは以下の通り。

世界三大がっかりスポット

・マーライオン(シンガポール)
・小便小僧(ブリュッセル)
・人魚姫(コペンハーゲン)

先日、世界三大がっかりスポットのひとつ「小便小僧」を見た。

ブリュッセルにある小便小僧は、ジュリアン君と呼ばれて人気者だった。

しかし、30年前に見た「マーライオン」には、本当にがっかりした。

30年前のマーライオン

マーライオンは、人間の顔とライオンの体を持つ神話上の生き物で、「海のライオン」を意味します。シンガポールの創設者サルタン・イスカンダルが、海上でライオンを見たという伝説から「ライオンの都市」を意味する「Singapura(シンガポール)」という名前が付けられました。象徴となるマーライオン像は、1964年に完成しています。

1989年に訪れた、シンガポールリバーの埠頭に立つマーライオン

1989年12月に撮影したマーライオン。

大学の政治経済ゼミで、NICS(新興工業国地域群=シンガポール・香港・台湾・韓国)を専攻し、卒業旅行で訪れた。授業には出席していなかったが、卒業旅行に参加すれば単位をくれるという。慌ててパスポートを取得したのが懐かしい。

1989年12月に撮影したマーライオン。

当時のシンガポールは、ほかに観光名所もなく、みんなマーライオン目当てにやってくる。しかし、これ以上近付くこともできず、小さいマーライオンを遠目にながめるだけ。のちに、口から出る噴水が故障したまま放置され、世界三大がっかりスポットとして定着してしまった。

シンガポールは、もともとマレーシアの一部で物価も安く、現在の発展は到底想像できなかった。新興工業国地域群のひとつに数えられ、今では金融と貿易の重要な役割を担っている。

現代のマーライオン

現代のマーライオン像は、マーライオン・パークに立っています。約8.6mの高さを誇るマーライオン像から水を吐くように設計されており、観光客の人気スポットになっています。夜には美しくライトアップされ、昔のがっかりスポットとはほど遠いものになりました。

現在のマーライオン母子

現代のマーライオンは、華やかで立派になった。マーライオン母子の周りには、楽しそうな観光客でいっぱいだ。

マリーナベイサンズとマーライオン

マリーナベイに建つ、マリーナベイ・サンズ。3棟55階建てのビルは、積み重ねたトランプをイメージしたもの。カジノ目当てに宿泊した。

インフィニティプールからの眺望

マリーナベイ・サンズは、地上200mのサンズ・スカイパークにあるインフィニティプールで有名だ。

プールから見下ろすマーライオン

インフィニティプールから、マーライオンを見下ろせる。

LEGOでつくられたマーライオン

街を歩いていると、いろんなところでマーライオンを見かける。LEGOでつくるとこんな感じ。

セントーサ島のマーライオン

セントーサ島には、高さ37mのマーライオンタワーもある。口の中が展望台になっているので、暇つぶしに登ってみるといいだろう。島全体を見渡せる壮大なパノラマが広がっている。

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