
タイ王国最大のプーケット島は、アジア有数のリゾートアイランド。マレー半島とつながっているため、陸路でもアクセス可能な島として知られています。
太陽の日差しが眩しいビーチリゾートの一面と、ポップでカラフルなカフェが立ち並ぶノスタルジックな旧市街をもつ街です。別名「アンダマン海の真珠」と呼ばれ、世界中の観光客を惹きつけて止みません。
そのオールドタウンで、一度は泊まってみたいと思っていたオンオンホテル(The Memory at On On Hotel)。プーケット最古の老舗ホテルです。
また、2000年に公開されたレオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」のロケ地としても有名。狂気と呼ぶにふさわしい主人公リチャード(レオナルド・ディカプリオ)が最初に滞在した安宿で、ホテルの2階が撮影に使われました。
今回、そのオンオンホテルに泊まってみることにしました。そして、のんびりと旧市街を歩き、伝統の美食グルメを味わってみます。
プーケットDATA
・別名:アンダマン海の真珠
・面積:547㎢(タイ王国513,100㎢)
・人口:42万人(タイ王国7,158万人)
・ベストシーズン:11月〜4月の乾季(特に12月〜2月)
プーケット・オールドタウン

そもそもプーケット島は、13世紀頃から島内で採掘される錫の交易で栄えた島。これに携わったポルトガル人や中国人が築いたのが、島の南部にあるプーケットタウンです。

西洋と東洋の文化が混ざり合うレトロな街には、「シノ・ポルトギース」と呼ばれる建築家屋が建ち並び、その派手でカラフルなカラーリングに目を奪われます。

日本人にもお馴染みのプーケットですが、プーケットを訪れる観光客でもっとも多いのは、意外にもロシア人。そして、中国人、インド人、マレーシア人、オーストラリア人と続きます。
オンオンホテル

プーケット最古のオンオンホテルは、1927年創業、約100年の歴史が残ります。旧市街の中心に位置しており、シノ・ポルトギース建築の白壁が街のランドマーク的な存在になっています。パンガー・ロード(Phang-Nga Rd.)に面したエントランス周辺にも、ヨーロッパとアジアが混ざり合ったような独特の街並みが広がっています。

オンオンホテルは、由緒あるホテルながら、決して敷居が高い高級ホテルではなく、カジュアルに改装されたブティックホテル。私たち夫婦は、2泊12,000円で宿泊できました。

1階フロントデスクの裏側に回ると、一際目立つ大きな噴水と吹き抜けの回廊が広がっていました。

フロントデスク横にある待合室には、レトロな家具や調度品が所狭しと飾られています。チェックインの受付が終了するまでの間、この空間でドリンクを頂くことができました。なんとも贅沢な時間に感じられたものです。

どちらかというとアジアンの要素が濃い印象を受ける調度品。壁はボロボロのようにも見えますが、丁寧にリフォームされており、ノスタルジーな空間の味付けになっています。

フロントデスクを見上げると、鮮やかな提灯が。これはシノ・ポルトギース様式に合わせた装飾品で、シノワズリ(中国風)な雰囲気を演出しています。

何気なく置かれた、もう動かなくなったテレビやラジオ、古びたボストンバッグなどが、インテリアとして彩ります。

年代物の古い柱時計。まるで時間が止まったような錯覚に陥ります。

写真は、手前側に宿泊者専用のラウンジ。奥側の道路に面するスペースは、お洒落なカフェになっていました。カフェでくつろぐ西洋人。ここは東南アジアなのに、どうしてこんなにサマになるのでしょうか。
朝の静けさ、昼の喧騒、夕暮れのノスタルジー、時間帯によってまったく違う表情を見せてくれるのが魅力です。

宿泊者は、もちろんフリードリンクでした。

2階に上がってみました。しかし残念ながら、2階スペースは改修中。映画で撮影された廊下や、実際にディカプリオが宿泊したスイートルームまで辿り着けませんでした。次回リベンジする理由ができました。

1階が私たち夫婦の部屋。案内してくれた笑顔の素敵なホテルマンを、YouTube動画に残しましたので是非ご覧ください。

お部屋は小さく、中庭に面した方向にしか窓はありません。

しかし、アンティークな扉と窓、そして家具や調度品の1点1点に目が止まります。

このインフォメーションブックの上にある物、何だかわかりますか?
栓抜きです。瓶ビールやジュースの王冠を開けるためのもの。ペットボトル主流の現代で活躍の場は減りましたが、あえて部屋に備え付けられているのが粋です。

これは、バスルームへ入るための扉。ツマミが可愛らしい。

アメニティ類もホテル専用。

バスルームのランプシェード。

洗面ボール。

トイレットペーパーホルダーも、よくみると年季を感じます。
オンオンホテルの外観はクラシック、中庭を囲むコロニアル建築、アンティークで可愛らしい調度品の数々。決して高級ホテルではありませんが、また泊まりたいと思わせる清潔感のあるホテルでした。
オールドタウン美食巡り
実は、今回のプーケット旅は、6泊8日の旅でした。そのうち、オールドタウンに4泊しましたので、たくさんのカフェやレストランを渡り歩きました。その中で、もう一度訪れたらリピートしたいと思ったお店を紹介します。
・Mee Ton Poe ミートンポー

ホッケンミーが食べられる、地元の人気店。

独特のホッケンミーと呼ばれる麺は、極太の焼きそばのようなイメージ。見た目は黄色で普通のタイ麺や中華麺よりも太いのが特長。

肉や海鮮の出汁がよく効いており、地元のローカルフードとして観光客にも大人気。お好みでトロトロの卵をトッピングすると、さらにまろやかな味になります。
・タイファカフェ

こちらは、お洒落なスターバックス。最初は、こちらに入店しようかと思いました。しかし、道路の向かいに、カフェなのか?学校なのか?よくわからない建物が気になります。

こちらが、その建物。尚徳学校と書いてあります。旧い台湾系の学校のようです。現在は改装されてカフェになっていました。すべてのドリンクが一律50バーツ。激安です。英語は通じませんが、中国系のご主人はとても親切でした。

店内では、ずっとテレサテンの音楽が流れていました。休日には、中国系の方々のカラオケ大会が催されるようですが、この日はとても静かで穏やかな空間。次も必ずリピートします。
・Egg E Egg Chicken Rice

夜はここ。鶏飯専門店、カオマンガイ(チキンライス)の名店です。

間口が広く開放感のある店内は、明るくて清潔感もあります。

蒸したチキンと揚げたチキンから選べるのですが、私は揚げたチキンが好みです。外はカリカリ、中は柔らかくてジューシー、お値段もリーズナブル。

すべての調味料を試したわけではありませんが、甘辛い赤色のソースを付けると、一段と美味しさが増して癖になる味でした。
あとがき

プーケットの海は、「アンダマン海の真珠(Pearl of the Andaman)」 と例えられます。タイ南部のアンダマン海に位置し、美しい白い砂浜のビーチやエメラルドグリーンの透明度の高い海として知られています。
このオールドタウンからも港が近いため、ディカプリオ主演「ザ・ビーチ」の舞台となったピピ島や、ロジャー・ムーア主演「007黄金銃を持つ男」のロケ地になったジェームズ・ボンド島など、アイランドツアーが手軽に楽しめます。
雨季でも、一日中雨が降り続くことはありません。日曜の夜はナイトマーケットを散策したり、プールで泳いだりして、ホテルヴァカンスも楽しめる街です。
映画好きの方は、是非オールドタウンに訪れてみてはいかがでしょうか。
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