
千畳敷カールから木曽駒ケ岳の登山に挑戦。
木曽駒ケ岳は、中央アルプスの最高峰2,956mを誇ります。
菅の台バスセンター有料駐車場は、混雑するクチコミが多かったため、駐車場で前泊してみました。
駐車場の混雑状況と山頂までのアクセス方法を紹介します。
千畳敷カール
千畳敷カールのアクセス

木曽駒ケ岳の麓にある千畳敷カールは、宝剣岳直下に広がる氷河地形。 1年を通じて多くの登山客でにぎわい、夏シーズンは高山植物のお花畑が見頃を迎えます。 千畳敷カールから木曽駒ケ岳まで、往復4時間の登山です。

千畳敷カールまで、タクシーを除く一般車両は通行禁止。まず、菅の台バスセンターから、「しらび平駅」までバスで移動。さらに「千畳敷駅」まで、駒ケ岳ロープウェイを利用します。
基本運賃
基本運賃 | 路線バス | ロープウェイ |
---|---|---|
往復 | 1,660円 | 2,290円~ |
片道 | 830円 | 1,230円~ |
※2025年現在。ロープウェイ料金は、季節により変動します。
菅の台バスセンター駐車場

・駐車料金=24時間 800円
・駐車台数=300台
中央自動車道「駒ヶ根IC」から車で数分。24時間営業です。バスは、早朝6時から運航していますが、大勢の登山客が始発の列に並びます。
中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ

駒ケ岳ロープウェイで、しらび平駅(1,662m)から千畳敷駅(2,612m)へアクセス。その高低差は、なんと950mもあります。
・千畳敷駅は、日本一標高の高い駅。
・始発と終点は、日本一の高低差。
菅の台バスセンターで車中泊

大阪から約300km、前日夜間に出発し、駐車場で3時間の仮眠を取りました。

駐車場には、清潔なお手洗いも完備。ウォッシュレットが1個しかなく、順番待ちの列ができていました。

早朝5:00起床。駐車場には、まだ余裕があります。
本日は金曜日ですが、すでにチケット売り場は長蛇の列…

チケットは、カード決済OK。

切符を購入したら、バス乗り場へ。
順番待ちを覚悟していましたが、こちらも想定以上の列が…
切符購入前に、場所取りしているグループが問題になっています。先頭で切符を購入しても、後列にまわる状況は、改善してほしいものです。

始発時刻前から、臨時バスを運行してくれるようです。
約10分毎にバスが入ってきます。
6:30 臨時バス4台目に乗車できました。

満席。補助席も全て利用します。

7:00 しらび平駅に到着。
ロープウェイも、臨時のピストン輸送でフル回転してくれるそうです。

歴史ある駒ケ岳ロープウェイ。

高低差950mを、7分30秒で移動します。

標高2,612mの千畳敷駅に到着。
炎天下の真夏ですが、気温は18℃で涼しく爽快。

登山者は、登山計画書を提出します。
千畳敷カール遊歩道を散策するだけなら、届けは不要です。

売店を抜けると…

快晴。中央アルプスの絶景!
一番遠くに富士山を望めます。
千畳敷カールトレッキング

登山をしない人は、約1時間の周遊トレッキングを楽しむことができます。

駒ケ岳神社で安全祈願。

木曽駒ケ岳登山
千畳敷駅登山口

さてこちらが登山口。
ここから急勾配の八丁坂を登りますので、登山装備が必須です。

抜けるように青いコバルトブルーの空。ガレ場の急斜面を、1時間かけて登ります。

振り返ると、日本一空に近いホテル「ホテル千畳敷」が小さく見えました。
乗越浄土(標高2,850m)

8:50 乗越浄土に到着。
乗越浄土からは、稜線に沿って緩やかな勾配の登山道になります。

左には、宝剣岳。今回は、駒ケ岳を目指します。
中岳(標高2,925m)

まず、中岳山頂を通過。

宝剣山荘で小休止。

下界は猛暑の真夏日でしたが、なんと暖房中!

ビール350㎖ 600円。

トイレは、有料200円でした。
木曽駒ヶ岳(標高2,956m)

中岳を下山し、さらに遠くに見える駒ケ岳を目指します。頂上山荘で、テントを貼るキャンパーが大勢いました。

ようやく山頂が見えてきました。駒ケ岳神社で安全登山の御礼。
酸素が薄くて、予想以上に疲れます。そして…

10:00 木曽駒ケ岳に登頂!

雄大な景色に大満足です。

少し早い昼食に、おにぎり2個いただきました。
剣ケ池

剣ケ池まで下山してくるころには、ガスが出てきました。晴れ間に登頂できてラッキーでした。
登山行程
- タイムテーブル
5:00 菅の台バスセンター
6:30 バス乗車
7:00 ロープウェイしらび平駅
7:30 ロープウェイ千畳敷駅
8:00 登山口
9:00 乗越浄土
9:30 中岳
10:00 木曽駒ケ岳
13:30 ロープウェイ千畳敷駅
14:00 ロープウェイしらび平駅
15:00 菅の台バスセンター
山小屋一覧
山小屋は3箇所で、テント場は頂上山荘にあります。
・宝剣山荘
・天狗荘
・頂上山荘
登山の持ち物

往復4時間の初心者向け登山ですが、充分な装備を準備しましょう。ガレ場で転倒している人を、2人も見かけました。登山靴は、必須です。
- ザック(ザックカバー)
- レインウェア
- トレッキングシューズ
- トレッキングポール
- 重ね着できる服装
- 帽子、サングラス
- タオル、日焼け止め
- 小銭
- 食料(ドライフルーツ、パン、おにぎり等)
- 飲料(500ml 2~3本)
- 常備薬

流行りの「おにやんま君」。アブや蜂が寄ってこない優れものです。
あとがき

下山してから剣ケ池に写る「逆さ千畳敷カール」が素晴らしかったです。
万歩計を見てみると、約1万歩。
えっ? 1万歩?
こんなに疲れたのに、たった1万歩とは納得できません…
四季折々の風景が楽しめるようですから、紅葉に染まる景色も見てみたいものです。
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