紅葉の季節。
平等院鳳凰堂の夜間特別拝観に訪れました。
紅葉シーズンは、夜間限定で入場することができます。
水面に映える鳳凰堂に感動すること間違いなし。
せっかく宇治市を訪れたので、ライトアップまで周辺を散策してみました。
紅葉の平等院と宇治市の見どころを紹介します。
平等院鳳凰堂ライトアップ
平等院鳳凰堂は、宇治橋から歩いて10分。駐車場はありません。夜間特別拝観は、18時以降に入場可能。事前にネット予約が必要です。
宇治川に架かる宇治橋。646年に架けられた橋は、日本三古橋のひとつに数えられます。日本三古橋とは、次の3つの橋のことです。
・宇治橋(646年/京都府宇治市)
・瀬田唐橋(667年/滋賀県大津市)
・山崎橋(725年/京都府八幡市)
平等院鳳凰堂は、平安時代に藤原頼道が建立した阿弥陀堂。羽を広げた鳳凰のようなたたずまいから鳳凰堂とよばれるようになりました。建物は、平安時代の浄土宗の思想を反映しており、鳳凰堂の内部には、阿弥陀如来像が安置されています。
鳳凰堂の周囲には、阿字池を中心にした浄土庭園が広がっています。この庭園は、仏教の浄土思想を具現化したもので、池は浄土を表し、周囲の建物や小道、橋は浄土に至る道を象徴しています。阿字池に鳳凰堂が浮かぶ様子が映り込み、その景観は非常に美しく四季折々の風景が楽しめます。
ライトアップされた鳳凰堂が、阿字池の水鏡に映るさまは、息をのむような美しさです。訪れた日は、外国人観光客が多くて大混雑、写真撮影するのに苦労しました。さいわい当日は無風、絵葉書のような写真が撮れました。修学旅行の定番コースですが、夜も一見の価値がありますよ。
鳳凰堂に訪れた際は、併せてミュージアム「鳳翔館」も観ておきましょう。入場料に含まれています。1万円札に描かれている、初代鳳凰が展示されています。
平等院鳳凰堂
・京都府宇治市宇治蓮華116
・0774-21-2861
・JR・京阪宇治駅から徒歩10分
・特別拝観:1500円
2024年度は、11月16日(土)~12月1日(日)の土・日に開催される予定です。
宇治市周辺のみどころ
京都府内において、京都市に次いで観光客の多い宇治市。2023年には、490万人の観光客が訪れました。平等院の他にも見どころがたくさんあります。
宇治上神社
宇治上神社は、日本最古の神社建築として知られ、世界遺産「古都京都の文化財」に登録されています。主祭神は、応神天皇と仁徳天皇・菟道稚郎子命。本殿は平安時代後期に建てられ、境内には名水として知られる桐原水が湧き出ています。
宇治橋の川沿いを南下し、「さわらびの道」を左折します。駅から10分ほどで、宇治上神社に到着。ちょうど紅葉に色付いていました。拝観料は無料。神社建築として日本最古の本殿が見どころです。
源氏物語ミュージアム
源氏物語ミュージアムは、「源氏物語」をテーマにした博物館です。紫式部の世界観を体験できる施設で、宇治十帖に関する内容が充実しています。映像やジオラマ、展示資料などを通して平安時代の貴族の生活や文化も学べます。光源氏の世界が魅力たっぷりに紹介されていて、入館料は600円。こちらも外国人の観光客でいっぱいでした。
大吉山展望台
大吉山は、標高131mの小高い山。なんとも縁起のよいネーミングです。山頂には展望台があり、宇治橋や平等院をはじめ、京都市内や遠く大阪方面の景色を楽しめます。宇治上神社から展望台まで歩いて15分。ハイキングコースが整備されています。夕暮れの時間帯がおすすめ。平等院のライトアップまで、時間つぶしに最適な散策コースです。
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