北海道流氷クルーズ~体験率とベストシーズン

北海道流氷クルーズ

旅行会社から、今年もたくさんのパンフレットが届き始めました。

冬のオホーツク海を満喫する、流氷クルーズの旅。

流氷クルーズには、苦い思い出があります。

「さっぽろ雪まつり」のシーズンに訪れたため、流氷が…

この記事では、流氷クルーズの体験率とベストシーズンを紹介します。

流氷クルーズ

流氷クルーズ

ツアーパンフレット

2月から3月にかけて、北海道ツアーはピークになります。スキー客に加えて、2月初旬の「さっぽろ雪まつり」に始まり、オホーツク海の「流氷クルーズ」が本番を迎えます。流氷クルーズは、砕氷船さいひょうせんが流氷を粉砕ふんさいしながら遊覧する人気ツアー。その迫力と粉砕音で、訪れる者を魅了します。

流氷シーズン

流氷シーズン

流氷が見れるベストシーズンは、2月中旬から3月上旬になります。

・1月下旬…「流氷初日」沿岸から肉眼で見える初日。
・2月上旬…早ければ流氷が接岸。
2月中旬~3月上旬…流氷ベストシーズン
・3月下旬…「流氷終日」流氷が見える最終日。

地球温暖化により、年々流氷が減少しているのが寂しいところです。流氷クルーズは、北海道の2つの港から催行されています。

・網走港…おーろら号
・紋別港…ガリンコ号

流氷体験率

流氷体験率は、およそ80%前後です。運が悪いと船の就航すらできません。

おーろら号流氷接岸日就航率流氷体験率
2021年1月31日89%74%
2022年2月3日90%85%
2023年2月10日84%68%
2024年1月22日88%83%

流氷ツアー

各旅行会社が、流氷ツアーを販売しています。積雪の多い北海道をレンタカーで走るのは大変。パックツアーなら、往復の運賃や宿泊費用もセットになってお手軽に参加できます。

おーろら号

私達夫婦は、網走港から「おーろら号」に乗船しました。これから、流氷をぶった切る様子が間近に見られるのかと、高揚感が高まりましたが…。残念ながら、まだ流氷初日を迎えていないとのこと。ショック!ただの遊覧観光船になってしまいました。

ドラフトビール

欲張って「札幌雪まつり」も見たいと思いツアーに申し込みましたが、流氷シーズンには早過ぎたようです。青い流氷DRAFTビールで、流氷の気分だけ味わいました。

冬の北海道の見どころ

パックツアーの良いところは、流氷ツアーに参加できなくとも、冬の北海道の見どころを周遊してくれることです。

しかりべつ湖コタン

然別湖コタンの外観

然別湖コタンは、雪や氷で作られたオブジェ。かまくらを疑似体験できるなど、観光客を楽しませてくれます。コタンとは、アイヌ語で村や集落の意味。湖の上に造られているとは、とても思えません。

アイスバーで飲み物を購入する妻

氷で作られたカフェ「ICE BAR」が営業していました。建物の柱や壁、テーブルまでも氷です。氷のグラスで、お酒を呑むこともできます。しかし、ここで働くのは寒そうですね。

オホーツク流氷館

クリオネ

オホーツク流氷館は、流氷とオホーツク海の生き物をテーマにした観光施設。マイナス15度の「流氷体感テラス」で、厳寒の体験もできます。知床の妖精クリオネが泳いでいました。こう見えて巻貝の一種です。オホーツク流氷館は、2023年1月にリニューアルオープンしています。

層雲峡氷瀑まつり

層雲峡氷瀑まつり

層雲峡温泉は「流星の滝・銀河の滝」など、夏のシーズンも大人気の観光地。冬は「氷瀑祭り」が、観光の目玉になっています。

層雲峡の冬は、マイナス20℃に冷え込みます。吹雪になると、体感温度はさらに低くなり、手足の感覚が無くなるうえに肌が刺すように痛みます。オホーツク流氷館で体験した、マイナス15度の「流氷体感テラス」より寒いとは、恐るべし北海道です。

さっぽろ雪まつり

さっぽろ雪まつりの大雪像

毎年200万人以上が訪れる「さっぽろ雪まつり」は、冬の北海道の最大の見どころです。札幌市民の雪像造りから始まったお祭りは、いまでは全国から観光客が押し寄せる一大イベントになりました。大通りに建てられた迫力のある大雪像に、訪れた人々は大喜びです。

もし、流氷が見られなくとも、見どころいっぱいの北海道ですね。残念だった流氷ツアーには、次の機会にリベンジしたいところです。

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