日本最西端の与那国島でヨナグニ馬に会いたい

与那国島の風景

日本最西端の有人島「与那国島よなぐにじま

石垣島から、フェリーは週2便しかないが、飛行機なら30分で行ける。

「日本最西端の碑」を見て、在来種の「ヨナグニ馬」に会いたい。

滞在時間をどうするか悩んで、早朝便から最終便まで7時間滞在した。

結論から言うと、滞在時間は3時間もあれば充分だった。

与那国島

与那国島の概要

与那国島は、南西諸島の一部で、沖縄県に属する日本の最西端の島。沖縄本島の西方約510km、台湾からは約111kmの距離に位置する。東シナ海に面した島で、飛行機で那覇から1時間、石垣島から30分でアクセス可能。サンゴ礁に囲まれた美しい海と、亜熱帯植物が生い茂る風景が広がる。

・面積:約28.9平方km
・人口:約1,600人
・与那国馬:在来種の与那国馬が、自然の中で放牧されている。
・与那国海底遺跡:海中に沈んだ遺跡が発見され、ダイビングスポットとして人気。

与那国空港

飛行機から見る与那国島

石垣空港からJAL(RACボンバルディア機)で30分。石垣島を離陸すると、すぐ着陸体制に入った。眼下に与那国島が見える。

与那国空港

あっという間に、日本最西端の有人島与那国島に到着。与那国空港では、レストランが1軒だけ営業している。カレーライスが美味しかった。

島を1周するために、「与那国ホンダ」でレンタカーを借りる。ゆっくり走っても、2時間で1周できた。島のランチタイムを逃すと、カフェも飲食店も無い。時間を調整しながら、右回りでめぐる。

東崎の与那国馬

お目当てのひとつ、在来種のヨナグニ馬を見てみたい。写真でよく見る東崎あがりざき灯台の景色が楽しみだ。

ヨナグニ馬は、日本に8種残る在来馬の1種。小柄で温厚。50年前まで農耕馬として活躍。現在は天然記念物に指定され、約130頭が飼育されている。

与那国馬の仔馬

東崎あがりざきに近づくと、いきなり馬の放牧が見えてきた。これはテンションが上がる。仔馬がおとなしく草を食べていたが、近づいても驚く様子がまったくない。

灯台と与那国馬

東崎展望台の駐車場は無料。東牧場の灯台の下に、たくさんの馬が放牧されている。

放牧される与那国馬

ずっと見ていてもまったく飽きない。予想していた以上に癒された。

Dr.コトー診療所のロケ地

診療所のロケセット

志木那島診療所。ドラマ・映画で舞台になったロケ地を訪れた。週刊モーニングで連載された人気漫画が、吉岡秀隆主演でドラマ化されて大ヒットした。主人公コトー先生が奮闘した診療所や小道具がそのまま残されている。入館料300円。1月〜6月には、待合室の窓から南十字星が見えるらしい。

西崎の日本最西端の碑

西崎の灯台

西崎いりざきは、日本の最西端。台湾まで111km。天気が良ければ、台湾の島影を見ることができる。

最西端の碑

今回の旅のお目当てのひとつ、西崎灯台の麓に「日本最西端の碑」が建つ。石材は台湾製で、文字も台湾で彫られたそうだ。日本の最果てまでたどり着いたことに感慨深い。

あとがき

お土産の与那国馬の置物

島でお洒落なギフトショップを見つけた。お土産に購入した与那国馬の置物。しっぽは、本物の与那国馬の毛で作られたそうだ。与那国馬の毛がとても硬いことがわかる。

与那国島は、ヨナグニ馬を見るためだけに訪れても後悔しないと思う。

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