海外ドラマ「SEX and the CITY」
30代の独身女性4人が、キャリア、ファッション、ロマンスをコミカルに演じて大ヒット。瞬く間に、ニューヨークに憧れる世界中の女性を魅了しました。
1998年からシーズン6を経て、2本の映画が上映され、今もなお新章が制作されるカリスマドラマです。
サラ・ジェシカ・パーカーのインスタグラムは、フォロワー996万人。いまだに人気は衰えませんね。
今回、映画「SEX and the CITY」のロケ地をめぐってみました。ネタバレありますのでご容赦ください。
ニューヨーク公共図書館
聖地といえば、ニューヨーク公共図書館。
「”嵐が丘”と”ある愛の詩”」の返却を忘れて、キャリーが向かった図書館。そこで閃いたのが、ラブストーリーの宝庫で、パートナーのビッグと結婚式を挙げること。
5番街にある壮麗なボザール建築が、ニューヨーク公共図書館。ヴィヴィアン・ウエストウッドのウェディングドレスを着て、NYシティの由緒あるランドマークで挙式するはずだったのですが…
正面入口のライオン像と外壁は、大理石で造られています。図書館の館内も荘厳な雰囲気、まるで博物館のようです。
図書館の2階に上がると、キャリーが目を奪われた天井画が広がり、とても素敵な空間になっています。ニューヨーク公共図書館は、マンハッタンの中心にあり、とてもアクセスしやすく無料で入館できます。隣接するブライアントパークが目印。日曜日は閉館していますので、お気を付けください。
レディース・パビリオン
わずかなすれ違いで喧嘩をしたキャリーとミランダ。ビッグに結婚なんて最悪と言ってしまったミランダ、それを許せないキャリー。ようやく2人が仲直りして訪れた場所が、レディース・パビリオンでした。
別居中のミランダと夫スティーブが結婚セラピーを受け、その内容を報告しているシーン。実際にバス停に使われていた休憩所が、セントラルパークに移設されたものです。
セントラルパークは、大都会のなかに突然現れるオアシス。外周約10kmの公園は、ニューヨーク市民憩いの広場になっており、結婚式を挙げるカップルも多いようですね。
すぐ近くには、ジョン・レノンの慰霊モザイク「ストロベリー・フィールズ」や、映画の撮影によく使われるランドマーク「ベセスダの噴水」があり見所も満載です。
キャリーのアパート
キャリーが暮らしていたアパート。キャリーの喜びや苦悩がたくさん詰まったアパートは、結婚するために売却するはずだったのですが、今では彼女の心のよりどころになっています。
ウェスト・ヴィレッジにあるアパートは、閑静な住宅街にあり、現在は一般人の方の住居になっています。撮影希望者に対して、階段のところに1$の募金箱が置いてありました。
このアパートは、地下鉄やバス停からアクセスが良くありません。Uberを利用してイタリア人街を経由し、city bikeに乗り換えて訪れました。イタリア人街を経由したのは、マルベリーにあるオードリー・ヘップバーンの壁画を見ておきたかったからです。
city bike(電動レンタサイクル)は、市内のあらゆる場所にステーション(自転車置場)が設置され、アプリをダウンロードすれば誰でも簡単に利用できます。
ブルックリン橋
最後は、ミランダとスティーブが再会する感動シーン、ブルックリン橋です。
セラピーを受けたミランダとスティーブ。別居中の2人が最後に会う場所に決めたのは、お互いが住むマンハッタンとブルックリンの中間にあるブルックリン橋。相手が現れるのか猜疑心だった2人が、再会して抱擁する感動のシーンでした。
ブルックリン橋は、1883年に開通した全米最古の吊り橋。鋼鉄製のワイヤーが特徴的です。ブルックリン側のダンボ地区から眺める摩天楼とブルックリン橋も素敵ですね。
全長1,834mのブルックリン橋は、上は歩行者天国、下は自動車と自転車の専用道路になっています。マンハッタン側から片道30分歩いたあと、ブルックリン側からcity bikeをレンタルして10分で戻ってきました。しかし、橋は見た目以上に急勾配、体力に自信のない方はUberを利用しましょう。
キャスト:キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)、ミランダ・ホッブス(シンシア・ニクソン)、シャーロット・ヨーク(クリスティン・デイヴィス)、サマンサ・ジョーンズ(キム・キャットラル)、ミスター・ビッグ(クリス・ノース)、スティーブ・ブレディ(デヴィッド・エイゲンバーグ)
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